本の天敵 第1巻

 

こんにちは。司書です。

 

本の天敵は?と聞くとよく声があがるのは水です。紙でできている本は水に触れると破けたり、歪んだりします。

その為、濡れた手で本に触れない事は学校図書館でのオリエンテーション前から、児童たちも知っています。

しかし、それだけじゃないのはご存知でしょうか。

シルバーウィークの今週は、二回にわけて本の天敵を紹介します。

 

まず、本は日光に弱いです。正確には紫外線に弱く、長時間紫外線にさらされると人と同じように日焼けしてしまいます。児童が持って帰ってきた本の背表紙の文字がうすく読みづらくなっているときがありませんか?これは、日焼けによる影響です。本の保管は日の当たらない場所をおすすめします。

 

次に、液体です。最初にもあるように本は水に弱いです。じつはそれだけでなく、水以外の液体にも弱いのです。特に図書館で注意しているのが、消毒液です。コロナ禍で、図書館に入る際に消毒をしてもらうのですがよく乾かさずに本に触ると水同様のことが本に起きてしまいます。その為、消毒をする際はしっかりと自分の手が乾いたことを確認してから触るようにお願いしています。

 

という事で、本日は二つの本の天敵を紹介しました。すべての本に共通するものですので、ご自宅の本もこれらの天敵にさらされていないか一度確認をすると、本が長く楽しめるかもしれません。